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07月12日-07号

  • "小川武"(/)
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  1. 和歌山市議会 1989-07-12
    07月12日-07号


    取得元: 和歌山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    平成 1年  6月 定例会               平成元年     和歌山市議会6月定例会会議録第7号             平成元年7月12日(水曜日)議事日程第7号平成元年7月12日(水)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 一般質問第3 議案第1号から議案第15号まで         -----------------------------会議に付した事件日程第1 会議録署名議員指名日程第2 一般質問交通指導員会委員の委嘱について緊急質問(岡本 基君)日程第3 議案第1号から議案第15号まで         -----------------------------出席議員(43名)  1番  井口 弘君  2番  藤井健太郎君  4番  山田好雄君  5番  宮本廣次君  6番  森本保司君  7番  滝口直一君  8番  森田昌伸君  9番  浦 哲志君 10番  武田杢夫君 11番  波田一也君 12番  林 里美君 13番  小杉卓二君 14番  平田 博君 15番  田上 武君 16番  山口一美君 17番  鶴田至弘君 18番  柳野純夫君 19番  佛 栄次君 20番  森 正樹君 21番  南 徹治君 22番  石谷保和君 23番  山下 武君 24番  和田秀教君 25番  奥田善晴君 26番  小川 武君 27番  高垣 弼君 28番  武田典也君 29番  東山照雄君 31番  大艸主馬君 32番  小河畑喬夫君 33番  山崎 昇君 35番  新田和弘君 36番  堰本 功君 37番  越渡一一君 38番  辻岡文彦君 40番  西殿香連君 41番  岡本 基君 42番  奥野亮一君 43番  浜野喜幸君 44番  岩城 茂君 46番  石田日出子君 47番  中谷 悟君 48番  九鬼嘉蔵君欠席議員(5名)  3番  武内まゆみ君 30番  堀川太一君 34番  辻本昌純君 39番  浅井正勝君 45番  内田 稔君    --------------説明のため出席した者の職氏名 市長         旅田卓宗君 助役         得津 勇君 助役         貴志 保君 収入役        吉田真三君 市長公室長      川端源一君 企画部長       永長道雄君 総務部長       高垣芳男君 財政部長       礒崎陽輔君 経済部長       嶋本博司君 農林水産部長     吉岡英彦君 民生部長       木村一夫君 環境事業部長     西本義秋君 保健衛生部長     谷河喜久男君 都市計画部長     中元成和君 土木部長       下津由夫君 下水道部長      岡崎忠彦君 建築部長       土井脩司君 教育委員会委員長   玉井千夫君 教育長        石垣勝二君 消防局長       畠山小太郎君 水道局長       橋口敏彦君 水道局業務部長    梶原俊篤君 水道局工務部長    坂上恒夫君 選挙管理委員会委員長 貴志久治君 代表監査委員     沖  勲君 公平委員会委員長   菅井康郎君    --------------出席事務局職員 事務局長       東方昌彦 事務局次長      小林正空 参事補        岡本清春 議事調査課長     南方 智 議事班長       田井 晃 調査班長       山ノ井義雄 主査         池端 弘 主査         高垣正人 主任         鷲山正彦 主任         尾崎順一 主任         田畑和久 事務員        中西 太    --------------    午前10時44分開議 ○議長(武田典也君) ただいまから本日の会議を開きます。    -------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(武田典也君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において    和田秀教君    浜野喜幸君    大艸主馬君 以上3人の諸君を指名いたします。    -------------- △日程第2 一般質問 ○議長(武田典也君) 次に、日程第2、一般質問を行います。 順次質問を許します。 堰本功君。--36番。 〔36番堰本 功君登壇〕(拍手) ◆36番(堰本功君) 議長の指名をいただきましたので、市長の政治姿勢について質問させていただきます。通告しておりますのは市長の政治姿勢ということで、はなはだ漠然とした項目を挙げておりますけれども、質問させていただくのは、大体本年に入って新聞報道等に報ぜられた事件で、その事実確認を確かめる意味の質問でありますので、何の用意もなく答えられると思いますので、明快にお答えいただきたいと思います。 まず第1は、職員の採用問題についてであります。すなわちこの問題については、昨年3月以来、毎議会論議され、しかも全然明らかにされず、そして本年6月初め告発に基づく送検という事態が起こったのであります。この事態に当局の説明を聞くべく、また議会として調査をすべく臨時議会の開催をお願いしたわけでありますけれども、その結果は残念ながら何一つ明らかにすることができず、全く無為に終わりました。引き続き6月定例議会において、今日まで各議員からも、この問題に対して質問がありました。相変わらず当局は、何1つ明らかにしないままに押し通そうとしています。まことに理不尽なことです。 昨日も開会劈頭に議長から、市長の不誠実な答弁について厳重な注意のあったところであります。このようなことは昨年3月以来、何度繰り返してきたことか、本日もまた私は質問するわけですけれども、どうせまた同様であろう、誠実な答弁を期待できないのではないかと、半ば絶望的な気持ちではありますけれども、しかし議員である限り、明らかになるまで追及せざるを得ません。 そこで市長にお伺いします。私はあなたの言うところの、プライバシーの侵害になるから答えられないという理屈は認めないのですけれども、あなたの答えやすいような形で質問します。職員番号によってお聞きします。職員番号56455、55827、55657、55621、55803、55670、55633、76326、76338、76340、55815、76387、55669、76399、55797、76363、76351、56182、この18人、これは過日、総務委員会において同僚議員が、この職員番号を挙げてその職員の所属を聞き、当局の確認を得ているものであります。その席に市長もおられました。御存じだと思います。この18名は市長就任以来の選考採用の職員ですが、この職員が、いわゆる市長が選挙運動員として選挙管理委員会に届け出た人たちですか、お答えいただきたいと思います。18人もありますので、18人の職員番号でありますので、答えていただけるということであるけれども、調べてみないとと言われるのならその旨、職員番号でも答えられないというのであれば、その理由をお聞かせ願いたいと思います。 さらに、この際お伺いしたいと思います。書類送検が一市民である弁護士の方の告発に基づくものでありますが、被告発人は市長だけだったと思います。告発の対象となっていない市職員が20名送検されたと言われますが、それはなぜでしょうか。このことをあわせてお伺いします。 次に、本年3月25日付某地方新聞にこういう記事が載っていました。読みます。「去る3月11日、三益産業の本社ビル新築落成式が行われた。来賓祝辞で旅田市長は、社長と私は民族、国籍など異なるが、和歌山市発展のため、互いに同意協力し合っている。韓国で最南端の済州市は日本に最も近い市で、三益社長のふるさと、姉妹都市提携に関し大変お世話になったと述べた」こういう記事が載っておりますが、これは本当ですか。 第3に本年5月24日付新聞記事によれば、白浜で平日ゴルフを行い、このことについて市長の談話が載っております。読みます。「特別職には出動義務はなく、休暇届けは出したが、本当はその必要もない。今回はプライベートのゴルフで議員とのコミュニケーションを図るのが目的、費用も個人で負担した。徴税体制を組んでいるからといって何で悪いのか。私は3年間ほとんど休んでいない。職員には私が一番努力していると胸を張って言える」と、こういう市長の談話が出ていました。これはあなたの言葉ですか。本当なら私はおかしいと思いますが、あなたはそう思いませんか。 第4に6月3日付の新聞に、これは先日この議場でも問題になりました、あの送検に関する市長の談話です。「容疑があろうがなかろうが、告発があれば書類送検するもので」とこう言って、最後の言葉です、「これで疑惑が晴れるとむしろ喜んでいる」私はこの言葉もおかしいと思いますが、あなたはおかしいと思いませんか。 第5に6月9日付新聞に、「予算に反対したから交通指導員の委嘱を取り消した」と報ぜられました。各紙とも非常に大きな見出しで、「予算に反対、外す」と、こうあります。これは事実ですか。このことについて本議会、7月の6日の一般質問の中で土木部長は、言葉足らずであったと言われました。市長はまた、交通指導員設置要綱の規定によったと言われました。そこでお尋ねします。新聞の記事の言うとおり、予算に反対したからか。土木部長の言うごとく、言葉足らずと言われましたので、新聞に報ぜられた理由とプラスアルファ、そのほかの理由によったのか。さらに市長の言われるごとく、設置要綱の規定によったものか、この3つのうちいずれが正しいのかお答え願いたいと思います。 最後に、紀三井寺競馬場跡地の利用及び補償問題についてお聞きします。これについては、市長は県立医大移転が望ましいというふうに発言し、県もこれに応じて移転候補地として決定したかのようであります。私どもはいずれの問題とも同様、新聞報道によってしか知り得ません。これについてどういう話し合いが行われ、どの程度の合意に達しているのか、また市長は、これで一挙に赤字を解消すると言っているようであるが、売却価格の見通しについてお伺いしたい。 さらにこれに関連し、いまだ補償の解決しておらない内厩舎居住者の移転、あるいは立ち退き交渉はどうなっているのか、お聞きしたいと思います。 以上で私の第1問を終わります。(拍手) ○議長(武田典也君) 旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 36番堰本議員の御質問にお答え申し上げます。 最初の、職員番号を挙げられまして、これが選挙運動員かということについての御質問でございますが、議員も御承知のとおり、職員の過去の履歴とか、あるいは家族状況とか、こういった問題につきましては、プライバシ一にかかわる問題でございますから、答弁をお許しをいただきたいと思います。 次に書類送検について、告発の対象になっているのは私1人であるのに、なぜ20人もの者が書類送検されたのかという、そういう御指摘でございます。告発の内容については私もよく承知しておりませんが、漏れ承っておりますのには、私も含めて複数の者が、書類送検というよりも告発を受けているというふうに承っております。 次に、ただいま御指摘ございました某住宅会社の本社新築パーティーで、その会社の社長には済州市との姉妹都市提携等について大変お世話になったというあいさつをしたそうだが、それは本当かということでございますが、これは事実でございます。 次に、白浜のゴルフの問題について新聞報道されておった報道の内容は事実かということでございますが、ニュアンスについては若干の問題がありますけれども、おおむねそのとおりだというふうに思います。 次に、書類送検されたとき新聞報道で、これで疑惑が晴れるとして喜んでいるという報道があったが、これはおかしいと思わないかということでございますが、私といたしましては、1日も早く捜査が終了し疑惑を晴らしていただきたいというふうに願っておりましたので、書類送検ということは警察の捜査が終了したことを意味するわけでございます。その間、逮捕者の1人もなかったということは、何もなかったというそもそものあかしでございますので、私としては喜んでいたのは事実でございますので、そうお答え申し上げました。 次に交通指導員の問題でございますが、私は交通指導員設置要綱に基づいて選任をしたものでございます。 次に紀三井寺の競馬場の跡地の問題について、どの程度進んでいるのかということでございますが、この点につきましては、昭和63年の1月14日に県立医科大学統合移転用地選定委員会から、さきの知事から諮問のあった移転先の候補地について、第1番目に本市の加太地区、第2番目に海南市の大野亀川地区、第3番目に本市栄谷地区の順位で答申があり、その後、県民、市民の各層からいろんな意見が出されました。こうしたことから、これよりさきの昭和62年12月26日に、紀三井寺競馬場の廃止が決定されたため、これも含めて再度選定委員会で検討されることとなりました。 これを受けて選定委員会で審議が行われ、昭和63年9月22日に、さきの3候補地に紀三井寺競馬場跡地を含めた4候補地として、県で最終決定を早急に決定されたい旨の第2次答申がございました。その後、知事部局や医科大学におきまして種々検討された結果、紀三井寺競馬場跡地を中心として医科大学統合移転整備を進めていくことになり、12月県議会において、知事がこの旨表明したものであります。 こうした経過に基づきまして、私はこの3月議会におきまして、市民のため紀三井寺競馬場跡地医科大学を建設していただくことが、本市にとって最もよいことだと考え、協力をしていきたいと申し上げたところでございます。売却価格等についてはまだ決定いたしておりません。 次に競馬場の未補償の問題でございますが、内厩関係につきまして14名のうち9名解決しておりますが、5名の方にまだ御同意をいただいておりません。こういう状況でございます。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 堰本功君。--36番。 〔36番堰本 功君登壇〕(拍手) ◆36番(堰本功君) まず、職員番号選考採用の職員が選挙管理委員会に届け出ておる運動員であるかどうかのことについてお聞きしましたのに、市長の答弁は家族の状況とか過去の履歴とか、プライバシーにわたるのでお許し願いたいとか、お答えできませんとか、そういう答えでした。私はそんなことを聞きましたか。私は職員番号を挙げて、職員番号がついているということは職員であるということでしょう。それを調べないで私の質問の趣旨、つまり選挙管理委員会に届け出たあなたの選挙運動員であったかどうかについては、答えられないということはおかしいと思いませんか。そのとおりですよ。 大体職員番号というのは、これはだれもわかりません。恐らく本人も私はわからないと思います。わからないことはわからないんですから、プライバシーの侵害になりようがありません。だからあなたが拒否する、私はいわれがないと思います。理由がなくして答弁をしないということになると思います。これは明らかに答弁拒否です。明らかに議会無視です。そして明らかにしないこと、このことは明らかにし得ない不正、違法を犯しているということになると思います。私はそう断言します。もし反論があれば言ってください。あなたの最初の答弁、つまり過去の履歴とか家族の状況とか、私は何もそんなこと聞いておりませんよ。ですからあなたの答弁は、第1問に対しての答弁はなかったものと思いますよ。だから答えていただきたいと思います。 次に、告発されたのは旅田市長だけであるのに、職員が20人も送検されたのはなぜかと、こういうことについて、あなたは漏れ聞いておると、告発のことは漏れ聞いておると、私と関連してされたようにということでありますが、委員会でもあるいはこの議場でもあなたは言われたと思いますけれども、被告発人は旅田卓宗氏だけですよ。旅田卓宗氏以外の者は書いておりません。 大体あなたは、告発状さえ見ておらないと言いましたね。これは総務委員会で言いました。どこにそんなばかな話がありますか。きっと私は見ておると思いますし、見て当然だと、自分が告発されて何もそのことについて知らない、どこかよその国の出来事のように思われておる、あなたは当該人ですよ。それからまた市長以外の市当局に、総務委員会で言いましたように、市長が告発されたことについて何も知らない、新聞報道以上の何も知らない、あなたは知っておると思いますけれども、それについて知らない、知らぬ存ぜぬで押し通そうというのは、私はこれも非常に異常であると思います。 そこで、被告発人の市長以外の市職員20名が送検されたということは、やはり公職選挙法違反の容疑で取り調べを受けて書類送致されたと言わざるを得ません。そこで20名という数字が、私は先ほど18名の職員番号を挙げましたが、そこの食い違いはどうしてか、これも総務委員会でお聞きしましたけれども、その点、20名の職員というのは職員番号ででもよろしい、答えていただきたいと思います。 それから済州市との姉妹都市提携の問題について、市長は新聞記事が事実であると認められました。そこで、62年の9月の議会本会議で、つまり済州市姉妹都市提携の問題の起こってきた、提起されたあの議会で、私は一般質問で、いえ質疑でありましたか、本市在住の済州島出身の実業家は知らないかと問いました。市長は知らないと言いました。またその後の総務委員会において、済州市長一行を迎えての歓迎パーティーで、その出席者の中から漢字の日本的な音読みで「高吉松」、「コウ」は高い、「キチ」は何て言いますか吉ですね。「ショウ」は松。こういう人を知らないかと聞いたのに対して、市長は知らないとこう言いました。議会本会議及び委員会で私の問いに対する答えと、今、市長が三益産業の竣工式においてあいさつの中で述べた言葉と違うと思いますが、この違いをどう思いますか、どちらが正しいのか、明らかにしてもらいたいと思います。 平日ゴルフについて市長の談話は、おおむねそのとおりということでありました。全然私はおかしいと思います。出さなくてもいい休暇届けならどうして出したのか。大体自分あてに自分の休暇届けを出して何の意味があるのですか。それから、あなたはすぐ費用のことを言う。すぐ金のことにもっていくのはどうかと思います。自分の金でするのだから何をしてもいいのだという居直り的発想だと思います。大体この平日ゴルフという概念自体、公務員の場合、これは不謹慎だというニュアンスが込められている言葉であります。特に、市税及び料金の特別徴収体制をしき、勤務時間外に本来の職務外の業務を命じておいて、平日ゴルフは当然何ら非難されるに値しないというのは、私は社会通念上、正常とは言えないと思います。そうは思いませんか。 3年間ほとんど休んでいないと言いますが、拘束勤務時間を持たないのが特別職で、勤務時間とか勤務時間外とか、そういう言い方自体、区別して考えること自体、私はおかしい。休んだらいかんとだれも言っていません。そしてあなたは、そういった職にみずから進んでついたのではありませんか。そのことをもって、一番努力していると胸を張られては、職員も市民も迷惑すると思います。この道理がわかりませんか。 公職選挙法の疑いがあり、その結果送検され、これで疑惑が晴れると思うと、これはそのとおりで私はいいと思います。しかしむしろ喜んでいる、これはいただけません。不適切、不穏当、言うなれば私は非常識であると思います。そうは思いませんか。世間を騒がせ、告発ということは決して名誉なことではありません。本市にとっては汚点であります。そのことについて、申しわけないという気持ち、考え方が当然あるべきであろうと思いますが、むしろ喜んでいるというのは何事ですか。まことに不謹慎な発言だと思います。 さらに最後の紀三井寺競馬場跡地の問題について、市長の経過の説明がありました。ところでそのことをお聞きして、県はいわゆる選定委員会の経過、そして県議会で知事が発言したとか、市長は3月議会で協力したいという発言をしたとか、両方であるばかりで、この問題について県と市と話し合いが行われた形跡がないということは、私はどうも不思議に思うんです。私には理解できません。県立医大移転先決定のこの経過から見て、まさか一場の夢と化することはないと思いますが、非常にわけのわからない話であります。知事と市長とが、あるいは事務当局が、このことについて話し合いが持たれて当然あるべきであると思いますが、どうなんでしょうか。どうも今の市長のお話では、両方でそれぞれ言って一致したと、そういうことであるようでありますが、その点私にはわかりません。そこで市の方針として、いつごろまでにこの問題に決着をつけようとしているのかお聞きしたい。 次に売却価格について、市長はまだ決定していないという答弁でした。市長は昨年秋、本市財政赤字84億という見積もりの時点において、競馬場跡地でもって一挙に赤字を解消すると言われたそうであるけれども、特別会計赤字プラス競馬廃止に伴う補償費等を加えれば100数十億と推定されるけれども、その辺の概算はどうでしょうか。 以上に関連して、旧競馬場の厩舎に今も居住する人たちの立ち退き交渉についてお聞きしたい。競馬廃止に伴う補償については、先般補償の公正を求める会が結成され、交渉の窓口になっています。その人たちの要求は、補償の額よりもむしろ公正さにあります。そしてそのために、補償の全体の額と各人への配分を明らかにしてもらいたいと、私は議会でも言いました。いまだ補償の判をついていない人は、後から後からわけのわからない金が出てくる、そして他人には言うな、ないしょにしておいてくれと言うと、これでは信用できないと言っています。立ち退きの額についても2・300万円から少ない人で20数万円、計算の根拠も明らかでないし、引っ越しのトラック代にもならないと言っています。今後どういうふうに交渉を進めていくのか、見通しをお聞きしたい。 以上で第2問を終わるわけですけれども、職員番号のことに関して、少しこの場で適当ではないかと思いますけれども、実験をさせていただきたいと思います。 まことに恐縮ですけれども、得津助役吉田収入役市長公室長、この3人の職員番号を私が降りたらすぐ、第2問の最初に言うていただきたい、以上で私の第2問を終わります。(拍手) ○議長(武田典也君) 得津助役。 〔助役得津 勇君登壇〕 ◎助役(得津勇君) 36番堰本議員の再質問にお答えいたします。 私の職員番号は817番でございます。 ○議長(武田典也君) 吉田収入役。 〔収入役吉田真三君登壇〕 ◎収入役(吉田真三君) 36番堰本議員の御質問にお答えいたします。 私の職員番号ですが、たしか538であったかと思います。 以上です。 ○議長(武田典也君) 川端市長公室長。 〔市長公室長川端源一君登壇〕 ◎市長公室長川端源一君) 36番堰本議員の御質問にお答えいたします。 私の職員番号は726番でございます。 以上です。 ○議長(武田典也君) 旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 36番堰本議員の再質問にお答え申し上げます。 最初の、職員番号を挙げられまして、それが選挙運動員であるかないかという問題についての私の答弁に対して、答弁にならないから答えなさいということでございますが、先ほども申し上げましたとおり、職員番号というのはその個人を特定することになります。その特定された職員の過去の履歴というのは、個人のプライバシーにかかわる問題でございますので、お答えをお許しいただきたい、そう申し上げているわけでございます。 次に、告発されたのは本人だけであるという御指摘でございますが、正直申し上げまして私は告発状を見ておりません。したがいまして、告発されたのが私だけなのか、あるいは複数なのかわかりませんけれども、漏れ承っておりますところによりますと、複数の者が告発をされているというふうに承っております。 次に、某住宅会社の新社屋の竣工式で私がお話を申し上げた内容によると、某住宅会社の社長が済州市の出身であるということを私がよく承知している話をしていると、また姉妹都市関係について大変お世話になったという発言もしているという私の話の内容と、議会での私の答弁とは食い違うのではないかという、そういう御指摘でございますが、済州市の姉妹都市につきましては、議会でお話し申し上げておりましたとおり、最初は民団の招請によりまして、済州市の市長が本市を訪問していただきました。それから事が起こっているわけでございますけれども、そういう中で民団関係者の皆さん方にも姉妹都市縁組につきまして、大変お世話になりました。その民団の関係者の1人として某住宅会社の社長もおりました。その住宅会社の社長が済州市出身だということを知ったのはずっと後のことでございますので、御理解を賜りたいと思います。 また韓国名についても、私は日本名はよく承知しておりましたが、韓国名につきましても承知したのはずっと後のことでございますので、御理解賜りたいと思います。 次に平日ゴルフの問題につきまして、私の新聞でのコメントが正常とは思えないということでございますが、私は事実この3年間、本当に休んだという日は極めてまれでございまして(発言する者あり)、毎日7時50分には市役所へほとんど登庁しております。そういうふうに自分も一生懸命頑張っているつもりでございますので、決しておかしいコメントを出したものだというように私は考えておりません。 それから公選法の問題について、疑惑が晴れるということでむしろ喜んでいるのが非常識だと思わないのかということでございますが、疑惑が晴れて喜ばない者はないわけでございまして、私は決して非常識だとは思っておりません。 紀三井寺の競馬場の問題につきまして、市の方針をいつごろまでに決着をつけるのかということでございますが、議会の皆さん方の御賛同、御理解もいただく中で、1日も早く決着をつけたいというふうに考えております。 売却価格につきましてまだ決定していないのに、過日議会でほとんどの赤字が解消できるという、そういうふうな答弁をしているが、それはおかしいのではないかという御指摘でございますが、競馬場の土地のおおよその値打ちというものは、私ども想像することができますものですから、本市の昭和63年度末の累積赤字約61億数千万円を勘案いたしましたときに、おおむね解消できるのではないかという見通しを持っております。 立ち退き交渉について今後どういうふうに交渉するのかということでございますが、先ほどもお答え申し上げましたとおり、内厩関係について14名のうち9名御理解いただきましたけれども、あと5名の方に御理解いただいておりませんが、さきに御同意いただきました方々との公平の問題もございますので、何とか現状の状態で御理解賜るようお願い申し上げてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 堰本功君。--36番。 〔36番堰本 功君登壇〕(拍手)
    ◆36番(堰本功君) 交通指導員の委嘱の問題について、2問で聞くのを忘れました。交通指導員の委嘱の問題については、市長は設置要綱にのっとってやったと、こういうことでしたですね。交通指導員設置要綱はこれは内規であります。市長の委嘱に当たって、一応の基準を示したものであると思います。その設置要綱第3条に、交通指導員は交通安全に熱意を持ち、交通法規を遵守し、他の模範となるべき市民のうちから適任と認められる者を市長が委嘱するとなっていますが、そのどれに違反して認められなかったのか、明らかにしていただきたいと思います。これは第3問の答えとして答えていただきたいと思います。 過去18年引き続き指導員として委嘱され、活動していただいた人を委嘱しないということは、明らかに委嘱権というか、裁量権というか、その乱用と言われても仕方がないと思います。もし不適任な事実があるとするならば、長年御苦労願った方でありますから、内々前もって了解を求めて納得していただくのが私は常識であると思います。御本人の了解もなしに解職に等しい措置をとるのはまことに不可解、弁明の機会も与えておらない、切り捨て御免としか私は言いようがないと思います。 新聞に報ぜられた理由は、予算に反対したからということでありました。あの記事は、記者会見をした上でのことと違うのですか。あるいは、新聞記者が記事の裏をとっているはずであります。もし市長、あるいは土木部長が自分の言葉、意図が記事と相反する場合は、訂正を私は申し入れるべきであると思います。そのことをしましたか。それをしないで、実は新聞の記事は記事、あれはこうでと言ったって私は何にもならないと思います。 私の知人が新聞記事を見て憤慨して、交通安全対策課ですか、その課に電話をかけました。そして、予算に反対したからといって委嘱しないのはおかしいではないかと、抗議の電話をしたそうです。担当課の言うのによれば、交通指導員の予算の載っている予算に反対したのだから当然であると、委嘱しないのは当然であると答えたと言います。また、土木部長も御本人の前でこのことについて話しして、市長は予算に反対したからということでやめてもらいたいということであるということは、控室で私たち議員も立ち会いで聞きました。今になって要綱を持ち出すのは、私はこれはおかしいと思います。先ほどの知人の話はこれは事実です。 私はそのことを聞いて、これからは大変なことになると。100周年の記念式典に招待を私も受けました。ところが行くのは行っても、記念品を渡す段になって、100周年の予算に反対したからお前には記念品がないと言われはせんかと、人の前でそう言われて恥をかくのでないかというのを恐れて、あえて欠席しました。これは冗談です。しかし事の性質はそういうことであります。笑い話にもなるような、ならんようなと言うていいんでしょうか、つまりばかばかしい話です。お粗末な話です。そして、問題が大きくなったから要綱を持ち出したのと違いますか。そうでないというのなら、不適任の理由をはっきり示していただきたいと思います。 さらに、私は市長の言われるところの根拠がなくして、結局予算に反対した、あるいは市長の施策に反対したから、好ましくない人物として排除したんだと、こういうふうに解釈しますので、根拠もなく委嘱しないということだと思いますので、委嘱されるべきだと思います。だから、委嘱されるのかされないのか、改めてお伺いしたいと思います。 第3問の本題に移ります。職員の採用問題について、職員番号でお聞きしました。失礼ながらお3人に職員番号を聞きました。私は驚きました。皆さん知っておられるのでびっくりしました。ただし、吉田収入役は538番と言いましたが、537番の1番違いです。それからまた先ほど18名の職員番号を言いましたが、最後の職員番号は礒崎財政部長職員番号です。だから、職員番号というのは大体本人も、いわんや人は知らないんです。だからそれをもって答えるということは、何ら私はプライバシーの侵害にならないと思いますよ。そのことをもって、過去の履歴とか、何と言いましたか家族状況とか、過去の履歴に知られておかしいことがあるんでしょう、やっぱり。私はそう思わざるを得ません。 そこでこれは私は、プライバシーどうのこうのの問題に当たらないと。公務員であります。公金を支出しておるんです。公金をわけのわからない、人にも言えないところに払っておるのか、そんなことはあり得ないことです。だからあくまでも答えないのなら、私は実名をもってお聞きしようと思って用意もしております。しかし、役職にもついていない一般の職員の名を本会議場で出すのは、これもまたいかがかと思いますので、委員会で聞くことにします。地方紙にも報道され、監査請求もされ、その結果も公表され、みんな知っていることです。あるかないかの事実確認さえしないというのは考えられないことです。そのようなことが昨年3月以来、この議会で起こっているということを強く指摘したいと思います。昨日厳重注意をしたきょうでありますので、この程度にします。 済州市との姉妹都市提携問題について事の発端、親書の問題、仲介人等、市長の答弁は私はことごとく信用できない。口からの出任せ、あるいは事実の隠ぺい、歪曲、そして強弁、まことに残念なことであります。姉妹都市というのは心と心のつながりということであります。こうしたよこしまなことによって、姉妹都市が提携が始まったということは、私は両市の将来に非常にいい結果を生まないと憂うるものであります。 平日ゴルフの件、それから書類送致の件、交通指導員委嘱の件、そのこと自体も恥ずかしい、情けないことでありますけれども、その際の市長の談話はいずれも恥の上塗りで情けない限りであります。今や和歌山市は全国自治体の物笑いの種になっています。先日もある人が成田でパスポートを出したところ、「あっ、和歌山市、あの市長さんの」と言ったということであります。また、先日ある婦人団体の会合に来たカリフォルニア州の市長さんが、「日本の政治は理解できない。中央でも、和歌山の市長さんも」と言ったということであります。この国際化の時代、あなたは国際的にも有名になっています。全く情けないことであります。このことを真剣に反省し、身を処してもらいたいと思います。 かつてワイマール共和国は民主的、合法的にヒトラーヘの道を開きました。そしてそれは、ひとり天才的なデマゴギストの力ばかりでなく、あらゆる町や村でいわゆる褐色の革命が行われ、その積み重ねによって第三帝国の出現になったという歴史の教訓を想起しなければならないと思います。現在の本市市政において、異常な市長の行動に象徴されている市政の現状を通じて、我が国社会の危険な兆候を心から憂うるものであります。 競馬場内厩舎の立ち退きの問題について、今提示されている額では話にならないと思います。既に補償をもらい出ていった人たちは、今本当に困っています。2,500万もらい、建て売りの家を買い、その後税金500万、県・市民税200万を払い、その上奥さんが病気でどうにもこうにもならない、買った家を市で買ってもらえんかと、本当に困っていると言います。税金対策も就職対策も、何一つしてくれない。何十年も住んだ家を追い立て、その土地を売った金で財政赤字を埋めようなんてと言って怒っています。私はあの人たちの言うことが正しいと思います。どうか誠意をもって、道理の通る、道理さえ通ればあの方たちも納得してくれると思います。誠意ある交渉をお願いいたします。 答弁を求めた点について御返事いただきたい、あとは要望にとどめます。以上で私の一般質問を終わります。(拍手) ○議長(武田典也君) 旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 36番堰本議員の再々質問にお答え申し上げます。 最初の交通指導員の問題について、その理由、委嘱しなかった理由をはっきり示せということでございます。これは、先ほど堰本議員も朗読していただきました本市の交通指導員設置要綱には、適任と思われる者を委嘱するということになっております。不適任と判断したので委嘱しなかったわけでございます。 今後委嘱する(発言する者あり)考えはないのかということでございますが、私が市長である限りはございません。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 下津土木部長。 〔土木部長下津由夫君登壇〕 ◎土木部長(下津由夫君) 36番堰本議員の御質問にお答えいたします。 報道が誤っているのであればなぜ抗議をしなかったかということでございますが、私の言葉足らずが誤解を招いたと思いましたので、抗議はいたしておりません。その点よろしくお願いしたいと思います。 それから2点目の、予算に反対したと控室で言われたとのことでございますが、このことにつきましては、議員の方から控室で話がありましたが、そのときは、交通指導員の委嘱をしなかったのは市長の方針かどうかと、こういうことでありましたので、私は市長の方針ですと申し上げました。決して予算のことで委嘱しなかったと申し上げたわけではございませんので、その点十分御理解いただきたいと思います。 以上でございます。(発言する者あり) ○議長(武田典也君) しばらく休憩いたします。    午前11時42分休憩    --------------    午後2時24分再開 ○議長(武田典也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際お諮りいたします。 市交通指導員会委員の委嘱について、岡本基君から緊急質問の通告があります。岡本基君の緊急質問に同意の上、この際日程に追加し、発言を許すことに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田典也君) 御異議なしと認めます。 よって、岡本基君の緊急質問に同意の上、この際日程に追加し、発言を許すことに決しました。    -------------- △市交通指導員会委員の委嘱について緊急質問(岡本 基君) ○議長(武田典也君) 岡本基君の発言を許します。 岡本基君。--41番。 〔41番岡本 基君登壇〕(拍手) ◆41番(岡本基君) 同僚議員緊急質問いたす御同意をいただきましたことを心から感謝申し上げたいと思います。緊急でないという方もいらっしゃいますが、緊急なるがゆえの質問であり、それでお許しをいただいて、議長からの指示があったわけでございます。 午前中の同僚議員の堰本議員さんの質問に対しまして、市長の方の答弁は、読み上げさせていただきますと、 36番堰本議員の再々質問にお答え申し上げます。 最初の交通指導員の問題について、その理由、委嘱しなかった理由をはっきり示せということでございます。これは、先ほど堰本議員も朗読していただきました本市の交通指導員設置要綱には、適任と思われる者を委嘱するということになっております。不適任と判断したので委嘱しなかったわけでございます。 今後委嘱する(発言する者あり)考えはないのかということでございますが、私が市長である限りはございません。 以上でございます。 あと1年もせん間に座っておるか座っておられんかわからない人が、私が市長である限りは委嘱をしない。じゃ今まで交通指導員に委嘱をされなかった、再任願いを出して委嘱をされなかった人がなかったか、あなたの権限でそういうことがなかったかというと、市長3代にわたって、私は昭和36年から足かけ29年間、交通指導員をしておりますが、私が会長として知っておる限り、1人も再任をされなかった人はないのであります。私は不肖ですから、再任がなかってもあなたの気に入らなかったら結構でございます。しかしこれは単なる儀礼的なものであって、担当課や担当部がまとめて決裁があった者が、だれ1人今まで欠けずに再任をされてきました。身体障害者の方もいらっしゃる、お年寄りで80何歳で、もう会長、引退してもらう説得をしてこいと言われる、あるいはまた説得に行ってやめていただいた方もおります、何人か。そういう方々がおる中でも、再任を拒否されたことはないのであります。 したがって、私は別に再任されようとなかろうと、そんなことは余りこだわっておりません。しかしここで、この壇上を借りて多くの市民に申し上げたいのは、一体ボランティア活動というのは何なのか。年間市の行事だけでも40数回あるんです。そして1日、15日はもちろん、熱心な人は1年間に300日以上、朝寒い日も、風の日も、雨の日も立ってくれて、これが無報酬であります。最初私は交通指導員になったときは、ベルトも自分で買いました、警笛の笛も自分で買いました。連合自治会からくれるものはたった1,000円で作業服を買いなさい、あとはみんな足して自分のお金で買って、皆がそれぞれ私費で買っておったのであります。 それがだんだん市民に認められて、お気の毒だ、それじゃ市が服を支給しようということになり、もし万が一、大きなけが人が出たら困るからどうしようかということで、私の前の会長さんである太田清さんのお骨折りによりまして、非常勤嘱託ということで、初めて消防団員と同じように、不慮の災難があったときには市の職員並みに面倒を見てやろうという市の温かい気持ちがあって、これが初めてそういう身分制度になったのであります。以来今日まで20年近くなっております。 2年ごと、2年ごとの再任に拒否をされた方は、くどいようでありますけれども1人もありません。そしてまた、あなたが最初からきょう答弁なさったように言えばまだしも、あなたは部下を使ってどういうことを私に言わしめたか、その担当の部長、課長、私は顔を見るに忍びません、気の毒で。どんな理由をつけてあなたは命令をして断らしたのか、そして自分は逃げようとしている。言葉足らずであったとかと言っているけれども、私も最近体が最近ものすごく不調です。血圧が50以上も一遍にこのごろ上がっております。そして長いことしゃべることはきょうもできませんから、いとも簡単にいたしますけれども、どうして自分の部下がそのような困ったことを言わなきゃならんようなことをするのか。いかに市長と私が万が一仲が悪いとしても、そんなことこそあなたが直接私に言うべきことである。 委嘱と言うて今まで全部、任命式ということで私は各指導員さんを呼び出しております。普通私たちは任命式と言っております。そのときはあなたみずから出てきて、1人1人に辞令を発令して御苦労さん、たまには昼飯でも一緒に食って、交通指導員さん、何ぞ当局に言いたいことはありませんかということを。28年間やってきて、首をちょん切られるときはもう何にもなし、別にあなたの感謝状も欲しいなんて思いません。しかし28年間、間に合わなかったかもしれないけれども務めてきた私に対して、議場でうそを言う。これが私は人間として許されないのであります。 部長や課長を使って、そしてあなたは3月の議会に全般の予算に反対されたから、お気の毒ですけれども再任さしたらいけないと言われているから、どうか御了承いただきたいというふうに言ってこられた。しかし、私はそのとき4対1でした。4対1で後から言うて、言われんと言われたら悪いから、私はその後、話はきょうはつかんと、中身、言い方次第によっては、私はこの場であなたにやめるって言うてあげます。しかし理由が聞いたらいささか納得できないので、わしは態度は保留するて、まだきょうは6月6日で再任の委嘱式は6月の10日であると言うてるんですね。それで6月10日をめぐった2カ月前から、3日に1遍ずつぐらい連絡に来たことが全然私のとこへ連絡に来ない。私がたまに課へ入っていっても知らん顔をする。事前からそういうことがあったということは私も察しがつきました。これは計画的に数カ月前からやられておったということであります。それで再任前の6月8日に私の名前で皆さんに、6月8日の日の市の消防局が中心でするところの防災訓練に対して、私の松江だけをのけて18回のうち17回呼ばれている、松江だけを2名除外している、それで私の名前を使って呼び出しをかけておる。それで副会長に指摘をされてそれが言ったら、一片の今度は紙切れが来て、松江、追加2名動員してこい、こういう一連の問題がどうして起こるのか。今までそんなことをすりゃ、会長さん、えらい申しわけないことしました、どうさせてもらったらええんですか、そういうことはあるけれども、3日にあげずうるさいほど、市会事務局へ来たり、控室へ来たり、私も上へ上がっていく。私も上から何か最近用事ないかとかと言っている、もうなしのつぶてで、私が行かない限りは連絡がない。こういう実態は一体どうしたことであるかということから、詳しいことは余り申し上げませんが、言えばもう際限がありません。 そして、そのことについてまた元に戻しますが、市政記者室の方々に尋ねられたときに、私の言うことは私の一方的な発言ですから、あなたたちはどうか念を入れてくださいって私は申し上げて、記者室を下がってきました。そして後日聞きましたら、市政記者室の方が担当者を2名お呼びになったそうです。そこで言われたことは、私に答弁したことと同じことを、市の正式理由だということで発表なさいました。 その数日後、私の控室で私のクラブが5人全員集まって会議しておるところへ、ある方が来られて、そしてその席上でも私は念を入れて、あるところで私1人と市の職員4人とで聞いたこと、後知らんと言われたらいかんから、この間こうあんた言うたけれども、この話については間違いないかと言うたら、ああそのとおりでございます、寸分間違っておりませんということで、他の、私を含めてですから4人の市会議員さんに、今聞いてくれたなと、だけどもう一遍わしくどいけど言うて、3回目悪いけどもう一遍返事してくれと言うて尋ねたのが、この新聞に載っているこのままの答弁であったと。 議場で変えられるのはあなた方の勝手です。被害者である最も不名誉なことをされた私が今日まで一言半句もこれを聞かずにおって、それで世の中というのが通るのか。28年間市民のために及ばずながらであったけれども、私は雨の降っている日も、ほかの日も何百人の交通指導員を指示して街頭に立って、率先してやってきたつもりであります。それに対してあなたの報いたことは何たることか。だからあほにつける薬はないということでですね、この新聞に書かれるんです。これは私が言うんじゃないんですから誤解せんといてください。 私は余り子供じみたけんかはしたくない。私も既にもう年は66歳、若い時分は非常に気短かった。これはもう市長、ここの壇上に駆け上がってくること何遍やったかわからんほど私は闘志を燃やして今日までやってきました。マイクらとってもたこと何回でもあります。しかし少なくとも年がいったら、もう少し人間伸びてこなけりゃいかんだろうと、背伸びはできんけれども少しでも角をとりたいと思ってやってきた。今度のことでもこれだけしても、市のことやし、ぼろを出すことがたくさん私は握っております。だから言うてはならないと思って辛抱に辛抱を重ねて黙ってきました。 また、同僚議員の温かい心尽くしも大勢の方からありました。私はこの席をおかりして、私ごとき者のためにでも心配していただいた同僚議員がおったということに、心から感謝を申し上げます。そういう人たちの積み重ねを無にしたくないということで、私は今日まで辛抱してまいりました。しかし市長、政治をする者、される者、お互いに、やはりここはあなたも謙虚に、私も謙虚に考えるべきではなかろうかと思うのであります。意地悪だけすることが済むかと思うなら、私は法廷の場か、あるいは法のところへ出る手段を、東京へも行ってまいりました。弁護士とも何回も会いました。もう何の手をどうするかということは、もうちゃんとわかっているんです。 しかし、一言だけここで言うておいてあげますけれども、あなたたちは公金をどこへ持っていったかわからんようなことをなさっていることがあります。それだけ言うておきます。それで、私はしんどくなってきましたからやめますけれども、これはそのまま私が泣き寝入りするなどということを思われることは大きな間違いであって、あなたたちの出方次第によっては私は確実なる証拠と、私自身がまだお金をいただいておらないんですから、このことだけをこの席上からして明確にしておいて、そのことが1つではない、幾つもあるということだけ申し上げまして、質問を終わらせていただきます。 どうか当局はできるだけの答弁をしていただくようにお願いいたします。(拍手) ○議長(武田典也君) 旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 41番岡本議員の緊急質問にお答え申し上げます。 質問の要旨がちょっと定かでなかったんですが、要するに交通指導員設置要綱に基づいて委嘱しなかったわけでございます。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 岡本基君。 〔41番岡本 基君登壇〕(拍手) ◆41番(岡本基君) 私が言った内容がわからないということですから、ほかの質問は私は全部留保いたして、今後あなたの出方次第によって私は私の対処をいたしますから。ただ、この本会議場をおがりして、緊急質問の何たるかであったことをお願いしたいのは、あなたは最初、私が何回も確かめてしたのに、3月予算に反対をしたから委員に任命をしない、また聞かれたそれぞれ同僚、先輩の方の議員さんにもそのようにお答えになっております。 しかし最近になりますと、質問者に対して答弁が変わってまいりまして、指導員要綱の2条ないし3条のところで言うているんです。それほど大事な、人を傷つけたり、あるいは人を任命しない、あなたは傷つけていないと思っているでしょう。任命することには慎重であらなけりゃならないのに、前段言われた予算に反対し、理解がしてもらえなったからという2つの理由を挙げられました。にもかかわらず最近のあなたたちの答弁は、交通指導員要綱ということに変わってまいりました。 どうしてそのように、最初は予算に反対したから、協力が得られなかったからということが変わられたのか。これは市長の言われたことだと。私はもう再々質問はいたしません。したがってここで再質問で終わらせていただきますから、一番肝心なことはどうしてそんなことが変わったのか、それだけ明らかにしていただきたいと思います。 以上です。(拍手) ○議長(武田典也君) 旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 41番岡本議員の再緊急質間にお答え申し上げます。 予算に反対したからと言ったのが、どうして変わってきたのかということでございますが、少なくとも私は議会、委員会の場で交通指導員の委嘱問題について御答弁申し上げたのは、一貫して交通指導員設置要綱に基づいて委嘱しましたと、そういうお話を申し上げているところでございます。 ○議長(武田典也君) これにて、岡本基君の緊急質問を終わります。    -------------- △日程第2 一般質問 ○議長(武田典也君) 次に日程第2の一般質問を行います。 新田和弘君の質問を許します。--35番。 〔35番新田和弘君登壇〕(拍手) ◆35番(新田和弘君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問を行います。 まず初めに、財政問題についてお尋ねをいたします。本市における63年度の一般会計決算見込みは、実質単年度収支で15億9,896万7,000円の赤字となり、3年連続の赤字決算となりました。累積赤字は26億4,032万7,000円となり、競馬事業特別会計の赤字額37億6,306万5,000円を合わせると64億339万2,000円の赤字となる見込みで、市の財政は一段と深刻化してきております。本市では財政の健全化を図るため、1、補正予算規模の抑制。2、新規職員の採用を控え、定数削減等による人件費の削減。3、行政改革で経費の節約に努力をしてきたところであります。しかしこうした努力に加えて、地方税収入の着実な増加を図るための施策こそ、本市の大きな課題と考えられます。 大蔵省が発表しました本年4月末の税収実績は引き続き好調で、63年度の国税収入は補正予算後、税収見積もりの48兆1,000億円を2兆8,000億円上回る自然増収が出る見通しであり、地方税収も好景気を反映し、収入見込み額に比べ、2兆5,000億円前後増加する公算とのことであります。また、自治省が3月末現在の統計をもとに算出した63年度都道府県税の調定額は13兆9,207億円で、前年比15.4%の増との見込みである。これは実際に徴収できる分は少し減少するとしても、年度当初の見込み額より約1兆7,000億円程度の自然増収との予測がなされております。 しかしながら本県では、県税務課がまとめた昭和63年度県税決算見込額によると、県税収入は824億5,700万で前年比6.4%増にとどまり、3月の調定実績から推定すると、前年度比の伸び率は2年連続で全国最低となることが確実と言われております。県税の伸び率が2年連続全国最低を記録する結果を招いたことは、本市にも大きな責任があると思われるところであります。 そこで市長にお尋ねをいたします。 1、本市の3年連続赤字決算と、同時に県税の伸び率の2年連続全国最低の原因をそれぞれどのようにお考えになっておられるのか。 2、これらに対する市長としての抜本的な対策はどう考えておられるのか。 以上2点お伺いいたします。 次に財政部長にお尋ねをいたします。 1、63年度法人市民税は当初予算86億5,623万5,000円に対し、それを約3億円下回る83億6,300万でありましたが、平成元年度の法人市民税94億円を初めとする市税の税収見込みは当初予算額を上回る見通しについてどうお考えになっておるのか。 2、平成元年度の単年度黒字への見通しはどうか。 3、平成元年度は民間の景気の好調から4%台のベースアップがなされましたが、人勧の完全実施に対してはどのように対処されるのか。 以上3点お尋ねいたします。 次に全庁体制による市税等の特別徴収が管理職248人を動員いたしまして、5月14日から22日までの10日間実施されました。今回は63年度滞納分の市税2億4,000万円と、国保6,000万円の計3億円を徴収対象としたとのことであります。初めての試みでもあり、休日を返上しての努力に対しましては、担当いただきました職員の方々に感謝申し上げる次第であります。市税等徴収対策協議会においても、今回の実施によりいろいろと御検討いただいていることと存じますが。 そこで助役並びに財政部長にお尋ねをいたします。 1、特別徴収を実施されてどのような結果であったのか。 2、今回は現年度分で市税2億4,000万円、国保6,000万円を対象にしたが、63年度分の滞納分全額にしては少ないように思いますが、対象外となった額はそれぞれ幾らか。 3、市税等徴収対策協議会が今後どのような方針で継続されるのか。 以上3点お尋ねをいたします。 次に、午前中の質問でもございましたが、競馬場の跡地の売却に関連いたしましてお尋ねをいたします。競馬場跡地8万3,856平米の売却問題につきましては、昨年の12月定例会で礒崎財政部長は、売却時期が早くても来年の秋ごろになると考えていますので、早くて9月議会へ提案して御審議をお願いしたいということになろうかと思いますと答弁されております。本市の財政に重くのしかかっている競馬事業特別会計の累積赤字37億6,000万円を速やかに解消するためにも、跡地処分が急がれるところであります。 そこで、関係部長にお尋ねをいたします。 官民境界の確定、スタンド等の撤去、国有地の払い下げ申請など、どのように進んでおるのか。 2、補償交渉はいつ完了する見込みか。 3、9月ごろには普通財産への移管ができるのか。 以上3点お尋ねをいたします。 次に、和歌山バイパス及び都市計画事業についてお尋ねをいたします。和歌山バイパスは本市中心部への入り口となるJR紀勢線嘉家作踏切付近や、地蔵ノ辻、田井ノ瀬の交差点などの交通混雑を解消するため、岩出バイパスに接続する岩出町備前より和歌山市鳴神に至る延長12.4キロメートルの道路であります。昭和45年度より事業に着手、和歌山インターチェンジに関連する2.1キロメートルについては、56年3月に4車線で供用、紀の川右岸部分の10.3キロメートルについては50年に事業に着手し、61年10月に和歌山市小豆島から田屋までの延長1.1キロメートル、さらに川辺から小豆島まで延長2.6キロメートルの暫定2車線供用をしてきたところであります。今後は、平成4年度までに全線暫定2車線供用開始されると伺っているところであります。 そこで都市計画部長にお尋ねをいたします。 1、紀の川大橋の完成と供用はどうか。 2、八軒家地区内の状況はどのようになっているのか。 3、平成4年度で全線供用の見通しはどうか。 以上3点お尋ねをいたします。 次に、和歌山バイパスに接続する都市計画道路市駅小倉線についてお尋ねをいたします。都市計画道路市駅小倉線の事業については、吉田交差点から阪和線踏切の間、両側に約6メートル拡幅して32メートルとする。さらに吉田交差点より東へ、阪和第1踏切を越えて327メートルは単独立体交差で60年に事業認可を受け、平成2年度の完成を目指しているところであります。御案内のとおり、この事業は100周年記念事業とも命名されているところであります。 そこで、市長及び関係部長にお尋ねをいたします。 1、市駅小倉線の進捗状況はどうか。 2、昨年3月議会で、JR踏切以西の建物移転は9件中4件が解決とのことであったが、その後はどうか。 3、JR踏切東側区画整理第2地区においても、区画整理完了が平成2年度と同時になるが、昨年3月定例会で建物移転83件中65件が完了とのことであったが、その後はどうか。 4、特に立体交差部分についてはどうか。 以上4点をお尋ねをいたします。 次に、東部地区の町づくり調査についてお尋ねをいたします。本市は東部地区の町づくりの調査として、東和歌山第1、第2地区上地区画整理執行区域の東側から近畿自動車道インターチェンジまで、南は都市計画道路和歌山港鳴神線、北は納定一軒家線までの140ヘクタールを対象に調査を60年から開始し、その後61年には都市計画道路市駅小倉線を中心として51ヘクタールを調査、62年、63年と調査が行われてきております。平成2年度に和歌山第1、第2地区を完了の予定であるわけでございますが、東部地区の町づくりの、具体的にはどのように進めるのか、市長及び都市計画部長にお尋ねをいたします。 次に、教育問題に関連してお尋ねをいたします。本県の大学進学率は県内の収容率が著しく低く、そのため父母の経済負担は多額を要してきております。本県唯一の国立大学である和歌山大学は、昭和60年8月に栄谷キャンパスに統合移転整備を完了、県民が待望の理工系学部の増設を願ってきたところであります。去る6月8日に和歌山大学総合大学化促進期成同盟会の総会で、和歌山大学の小野学長より、理工系学部新設として産業科学部を4学科、定員160人の構想を発表しました。現在和歌山大学は教育学部は教員課程170人、文化社会課程60人、生産科学課程40人、計270人、経済学部が経済で300人、産業工学課程40人の計340人となっていますが、平成4年度に高校卒業生のピークを迎えるに当たって、学部増設への市民の期待も高まっているところであります。 そこで市長及び企画部長にお尋ねをいたします。 市長は和歌山大学への学部増設へどのように考え、対処されようとしておるのか。 2、学部増設へ大学、県、市が定期的に協議していく場をつくる考えはないか。 以上2点お尋ねをいたします。 次に、新学習指導要領についてお尋ねをいたします。今回の学習指導要領の改訂の特色は、1、小・中・高を通じて学校現場の裁量にゆだねる面が多くなったことであります。特に中学校では、社会、理科を初め6教科について、学校に選択の余地を与えているところであります。問題は、学校の現場がこの弾力性をどのように活用するかが大変注目されるところであります。 2点目が、小学校低学年の生活科の新設であります。目標は、具体的な活動や体験を通して自分と身近な社会や自然とのかかわりに関心を持ち、自分の生活について考えさせるとともに、生活上必要な習慣や技能を身につけさせると述べています。 以上のような特色として挙げられておりますが、そこで教育長にお尋ねをいたします。 1、カリキュラムの編成については、各学校にその裁量権があるわけでありますが、教育委員会はどのように対処されるのか。 2、今回の改定でも、本当に教育を変えるのは、指導要領ではなく教師自身であるとの要請がなされていますが、教員の資質向上への研修をどのように進めるのか。 3、小学校の1、2年生の生活科についてはどのように対処していくのか。また、週何時間となるのか。 4、中学校の選択教科のうち、英語の時間数は現在3年のみ、ゆとりの時間を活用して4時間としているが、新学習指導要領では週3ないし4時間となっているため、平成2年度からすべての学年を4時間にできないか。 以上4点お尋ねいたします。 次に高校入試についてお尋ねをいたします。 本市の来春の中学卒業生は、今春に比べ295人の減少が見込まれているため、県教委では学級減を含めた募集定員の見直しに取り組んでいるところであります。63年度は卒業生の減に対しまして、桐蔭高校1学級、市和商で1学級、計2学級が減となりました。 そこで教育長にお尋ねをいたします。 生徒数減の中で、来年度の高校定員について、市は県にどのように要望していくのか。 2、市和商の定員についてはどのようにするつもりなのか。 以上2点お尋ねいたします。 一般質問の最後に、パートタイム労働者に関連してお尋ねをいたします。 パートタイム労働者が年々増加の一途をたどっており、昨今、若者の間には「フリータ-」なる言葉も生まれてきております。本市が昨年5月に実施した和歌山市労働実態基本調査で、パートタイム労働者を利用している事業所は、回答事業所1,120社中482社で43%あり、採用人員が4,399人との報告がございます。業種別にはサービス業56.3%と最も高く、次いで卸、小売業、飲食店の52.2%となり、パートタイム労働者を利用する企業が着実に増加してきております。こうした状況の中、本年6月に労働省が雇用保険の改正案が成立、今年10月から雇用保険制度の適用対象をパートタイム労働者にまで拡大することになりました。その内容は、1、1週当たりの所定労働時間22時間以上33時間未満。2、年収90万円以上。3、1年以上雇用の3点を満たす場合に、雇用保険法の適用を受けると伺っております。 さらに、労働省は6月にパートタイム労働者の処遇及び労働条件等について考慮すべき事項に関する指針を告示し、パートタイム労働者の労働条件や雇用管理について、賃金、賞与、退職金、雇用保険の適用拡大等を明記しております。 そこで、関係部長にお尋ねをいたします。 雇用保険法の改正によるパートタイム労働者への雇用保険加入を、どのように市としても進めていくのか。 2、パートタイム労働指針を本市の事業所にどう徹底していくのか。 以上2点をお尋ねいたしまして、第1問を終わります。(拍手) ○議長(武田典也君) しばらく休憩いたします。    午後3時3分休憩    --------------    午後3時35分再開 ○議長(武田典也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第2の一般質問を継続し、新田和弘君の質問に対する当局の答弁を求めます。--旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 35番新田議員の御質問にお答え申し上げます。 最初の3年連続赤字の原因でございますが、本市の一般会計決算は昭和61年度、62年度に引き続き、63年度におきましても残念ながら3年連続の赤字決算という、極めて厳しい財政状況に立ってございます。この赤字の原因でございますが、まず収入のうち市税において、税収の伸びが全国的には極めて好調な中で、本市においては引き続き低迷していることが最大の原因と考えられます。また、昭和61年度以降の退職手当債などに係る繰上償還や、申請断念も大きな要因となっております。 一方歳出面では、街路事業等の都市基盤の整備や、いわゆる箱物整備に伴い、公債費が増大してきたことも挙げられます。また公共下水道事業の進捗に伴い、下水道特会への繰り出しが増大していることや、国民健康保険事業の赤字が深刻化していることも赤字の原因となっております。 さらに経常的経費につきましても、職員数の大幅な削減により、財政構造の健全化に努力してまいりましたが、なお類似都市と比較して高い経常収支比率などが赤字の背景となっているものと考えてございます。 次に、県税の伸び率2年連続全国最下位となっているその原因でございますが、全国的に見まして和歌山県では法人事業税が税収の中で大きな比重を占めており、その低い伸び率が全国最下位となった最大の原因と考えております。大手鉄鋼、電力、石油の主要3法人にうち、石油法人は円高差益などを反映して前年度比21.7%の伸びを示していましたが、電力法人は料金値下げ、分割基準引き下げで低迷、鉄鋼法人からの収入が3年連続ゼロとなっており、全国の景気回復から取り残された県経済を反映して、主要法人30社の伸びが1.7%減となったのが、低さの大きな原因であると分析しております。 今後の対策の問題でございますが、長期的に見まして、結局は経済の浮揚策を図ってまいる必要があろうかと思います。そこで本市の経済の浮揚策につきましては、4年後開港いたします関西国際空港開港をてこといたしまして、マリーナシティ、あるいは加太コスモパーク構想など、大規模プロジェクトの推進をし、本市の活性化を図ってまいりたいと思います。それとともに、既存産業の技術の集積を活用し、より付加価値の高い新分野の創出と育成に努めるために、異業種交流とかハイテク・インキュベーター事業などを進めてまいりたいと思います。 また、地場産業の経営体質の改善、指導と経営基盤の強化を図るために、人材の育成、情報基盤の整備、販路の拡大等の各種振興施策を実施してまいりたいと思います。 また、紀北一帯はもちろんのこと、泉南地域に及ぶ広域サービスの拠点として、集客を高めるための商店街の整備等も図ってまいりたいと思います。 さらに一昨年春、制定していただきました企業立地促進条例を活用し、既存企業の流出防止と事業拡大を支援するとともに、先端技術産業、レクリエーション事業などの企業誘致を推進してまいりたいと思います。 観光面では、到来する余暇時代に対応できるよう、観光地を整備し、集客を図ってまいりたいと思います。 いずれにいたしましても、大規模プロジェクトが生み出す生産性と需要の拡大をこれらの施策と結びつけ、本市の経済活性化を図ることが重要であろうかと思います。そうすることが長期的に見まして、本市の税収の増大につながっていくものと考えております。 次に、和歌山大学の学部増設の問題でございますが、和歌山大学の新学部増設につきましては、去る6月8日に改正されました、私が副会長を務めております和歌山大学総合大学化促進期成同盟会平成元年度総会におきまして、和歌山大学学長から説明がありました。構想の内容といたしましては、新たに理工系の産業科学部を設け、その中に知能情報学科のほか、管理情報工学科、地域建設工学科、生物資源工学科を置き、4学科で編成して定員は各40人の計160名となっております。 大学進学に関する資料を見ましても、昭和63年5月時点におきまして、本県の場合には大学進学率で29.6%で、全国28位とほぼ中位になるのに対して、県内大学収容力は24.8%、県内残留率は11.4%で、いずれも全国最下位となっております。こうした悪条件があるという認識のもとに、本市といたしましても、かねてから期成同盟会を通じて理工系学部の増設を熱望してきたところでございますが、このたびの構想は本市の将来の人材育成、ひいては経済、文化の活性化に大きく貢献するものと強く期待しているところでございます。今後は、県、市、民間団体と和歌山大学の官・民・学が一致団結して署名、陳情等を展開してまいりたいと、そう考えております。 次に、和歌山大学の問題につきまして第2点目の、県、市、和大等が定期的に協議を行っていく問題はどうかということでございますが、新学部増設のために、平成2年度の予算獲得のために全力を挙げて取り組んでまいりますが、それを進めるためにも今後、県、市、和大が連絡を密にいたしまして、意見や情報の交換を行うために定期協議会を開催してまいりたいと、そのように考えております。 あとの問題につきましては、担当部長からお答え申し上げます。 ○議長(武田典也君) 得津助役。 〔助役得津 勇君登壇〕 ◎助役(得津勇君) 35番新田議員の御質問にお答えをいたします。 市税等徴収対策協議会に係る件についてお答えをいたしたいと思います。まず今回の全庁的な徴収対策におきまして、徴収目標額につきましては、市税約2億4,000万円、国民健康保険料約6,000万円を徴収対象といたしました理由でございますが、市税におきましては、昭和63年度の滞納額は4月30日現在約18億4,000万円で、そのうち63年度分のみの滞納状況は約1万1,500人で、7億9,000万円でございます。そのうち、準備期間中に収めていただいたものや折衝中のものを除き、さらに応援体制の人員を勘案した結果、約5,500人、2億4,000万円を徴収対象にいたしたものでございます。また国民健康保険料におきましては、昭和63年度の滞納額は4月30日現在、約6億2,100万円、そのうち63年度分のみの滞納額は約6,000万円で、63年度分におきまして未納となっている方々のみを対象にいたしまして、滞納の未然防止に努めるものでございます。 次に、徴収対策協議会の今後の対応でございますが、今回の徴収対策特別事業は初めての試みであり、ふなれな点もございましたので、63年度の現年度分に絞って徴収に当たったわけでございますが、一応の成果を上げることができたと考えてございます。今後におきましては今回の徴収体制を踏まえ、これを生かして市税等徴収対策協議会におきまして、過年度滞納分をも含め、より効果的な方策を検討いたしまして、来年度以降も職員の協力を得まして、徴収対策特別事業を実施し、努力してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 礒崎財政部長。 〔財政部長礒崎陽輔君登壇〕 ◎財政部長礒崎陽輔君) 35番新田議員の御質問にお答えいたします。 まず最初に、本年度におきます市税の収入見込みでございますが、平成元年度の市税収入見込みにつきましては、現時点では予測は大変難しいわけでございますが、6月末現在の状況から今後の推移を検討いたしますと、市税予算の48.2%を占める市民税につきましては、個人市民税において譲渡所得等の伸びで若干の増収が見込まれるほか、法人市民税においては昭和63年度は電力料金改定に伴う減収及び証券の手数料収入の減少がありましたが、対前年度比1.2%の伸びで、83億6,383万7,000円の収入でございましたが、本年度は鉄鋼関連及び金融証券等の好況が見込まれ、今回の補正計上額を含めました市税予算額96億5,417万7,000円は、十分確保できるものと考えてございます。 また予算構成の37.4%を占めます固定資産税につきましては、償却資産の国からの配分等により増額補正も可能であるというふうに考えてございます。今後も税収の確保に、引き続き全力を傾注してまいりたいというふうに考えてございます。 次に、平成元年度の収支見込みでございます。また、予算につきましても年度当初のことでもございますので、今後の市税の収入の状況によっては、財政見通しも大きく変動するものと考えてございます。しかしながら、今後の補正予算においても引き続き予算総額の抑制に努めまして、平成元年度決算においては、少なくとも単年度収支の均衡を図るよう努力しなければならないものというふうに考えてございます。 次に、職員の給与の改定の取り扱いについての御質問でございますが、本年度におきましては経済の好調等もございまして、人事院勧告の完全実施相当の措置を行うということを前提とした場合の議論でございますが、おおむね10億円程度の補正財源が必要というふうに考えてございます。この取り扱いにつきましては、関係部局と十分協議いたしまして適切に対処してまいりたいというふうに考えてございます。 次に、特別徴収対策事業に関する御質問でございますが、今回初めて実施いたしました市税等徴収取特別対策事業の成果は、市税で約2億4,000万円、国民健康保険料約6,000万円の計3億円を徴収対象とし、その20%である約6,000万円を徴収の目標として事業を実施させていただきました。この結果、管理職による徴収の結果は、現金ベースで5,277万円、この進捗率は17.4%になります。これに納税の約束がありました納付書交付分を合わせますと6,878万円でございまして、進捗率は22.7%となり、当初の目標であります20%の進捗率をおおむね達成することができたものというふうに考えてございます。 さらにマスコミの取り上げによる啓発効果等もございまして、期間中の自主収納もかなり増大し、大きな成果があったというふうに考えてございます。 次に、この事業の対象外とした額はどれぐらいあるかという御質問でございますが、まず市税につきましては、昭和63年度現年分の滞納見込額は15億3,900万円でございます。それに対しまして、今回の対象といたしました額は2億4,000万円でございますので、差し引きまして市税を引きました対象額は、約13億円というふうに考えてございます。 また国民健康保険料につきましては、現年分の滞納見込額は5億1,400万円でございます。これから今回の目標であります6,000万円を引きました対象外の額は、約4億5,000万円というふうになってございます。 次に紀三井寺競馬場跡地関係の御質問で、どのような手続が進んでおるかという御質問でございますが、地籍更正等の一連の不動産登記手続については近く完了の見込みとなってございます。 官民境界についてもおおむね合意を得ている段階に至ってございます。 また、更地とするための取り壊し工事につきましてのスタンド部分を中心とした第1期工事につきまして、既に起工を終えており、近く入札の運びとなってございます。 また国有地につきましても、おおむね官官境界につきまして関係当局との合意が得られ、今最終段階に至っておると、大体そのような状況でございます。 最後に、競馬場土地の財産の移管時期でございますが、現在内厩舎に係ります廃止協力交渉が継続中でございますので、内厩舎に係ります廃止協力交渉終了後、スタンド及び内厩舎の撤去後ということになりますので、早くて10月以降というふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 嶋本経済部長。 〔経済部長嶋本博司君登壇〕 ◎経済部長(嶋本博司君) 35番新田議員の御質問にお答えをいたします。 まず競馬場内厩舎問題の見通しでございますが、午前中市長からも御答弁がございましたが、内厩舎関係者につきましては、競馬事業が廃止されました後も、この処置等につきましては、継続して交渉を重ねてきておりまして、その結果、14件のうち9件の方々とは合意に達し、契約も完了して、既に厩舎を明け渡していただいてございます。残る5件につきましては、現在も鋭意交渉を重ねているところでございます。厩舎明け渡しにつきましては、既に文書でも通知をして明け渡しを求めてきたところでございますが、大変難しい状況等もありますが、いずれにいたしましても極力説得に努めるとともに、早い機会に解決を図りたいと考えてございます。 次に、パートタイム労働者の雇用保険の徹底につきましては、労働省では今後あらゆる機会を通じまして、労使等に対する啓発、指導に努めることとなってございます。経済部といたしましても、昭和59年に労働省において策定されましたパートタイム労働対策要綱のあらましを、市報わかやまに掲載いたしまして広報しているところでございますが、今回の指針につきましても、労働省、県など、関係機関とも十分協議しながら、事業主等に広く広報してまいりたいと、このように考えてございます。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 中元都市計画部長。 〔都市計画部長中元成和君登壇〕 ◎都市計画部長(中元成和君) 35番新田議員の御質問にお答え申し上げます。 まず、国道24号線の交通混雑を解消するための、いわゆる和歌山バイパスについての御質問でございますが、この路線のうち御質問の紀州大橋でございますが、本年度末2車線完成の予定となってございます。 また、八軒家地内の建物移転並びに用地買収についてでございますが、対象40件中32件が交渉成立し、残る8件について努力されているところでございます。 それから、岩出町備前までの全線供用開始でございますが、平成5年3月末となってございます。 次に、市駅小倉線の進捗状況でございますが、まずJR阪和線西側吉田交差点間の建物移転でございますが、建物移転対象が9件のうち、建物移転済みは4件でありまして、移転交渉が難航しておりますが、住民の協力を辛抱強く求めてまいりたいと思います。 また、JR阪和線東側水道路までの区画整理事業地内の市駅小倉線に係る建物移転でございますが、建物移転対象83件のうち建物移転済みは77件、進捗率は93%となってございます。 次に、市駅小倉線の単独立体交差事業についてでございますが、単独立体交差についてのJRとの事前協議も完了いたしておりますので、本年度中に工事協定を結ぶ予定でございます。 次に、東部地区の町づくりについての御質問でございますが、ただいま区画整理事業を中心といたしまして東部地区の町づくり調査を進めておりますが、これは対象地域といたしまして、鳴神、秋月、太田、出水、松島、出島、栗栖のそれぞれの地区を定めまして、60年度からA調査、すなわち市街地環境評価と基本構想についての調査を行いまして、続いて議員の御説明の中にもありましたように、緊急性の高い地域であります都市計画街路市駅小倉線を中心としました51ヘクタールに絞りまして調査を進めておりまして、C調査前半まで進んでおりますが、今後C調査の後半に当たります町づくりについての地元説明会や、地区住民の町づくりについての意識調査を行いまして、その結果を踏まえまして東部地区の町づくり事業を進めてまいりたい、このように考えてございます。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 永長企画部長。 〔企画部長永長道雄君登壇〕 ◎企画部長(永長道雄君) 35番新田議員の御質問にお答えします。 和歌山大学の新学部増設に向けて、定期的な話し合いの場を設ける考えはないかという御質問であったと思います。これにつきましてはただいま市長からも御答弁ございましたが、企画部といたしましては、今日までも県、市、大学側の事務レベルの段階で連絡会議を開催してございます。今後も、関係者間の連絡会議の場をできるだけ多く持つよう努力いたしまして、情報の交換等を行い、新学部増設の構想実現に向けて努力してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 石垣教育長。 〔教育長石垣勝二君登壇〕 ◎教育長(石垣勝二君) 35番新田議員の御質問にお答えいたします。 カリキュラム編成についての裁量権の問題でございますが、新学習指導要領の特色の1つである個性尊重の教育と、選択教科の弾力的扱いは軌を一にするものでございます。でき得れば、我々としては実現したいところでもございます。しかし、学校施設及び指導教員の配置の現状を考えますと、各学校で個性に応じる選択コースを設けるよりは、まだ十分であるとは申しがたい現状でございます。また、転校する生徒が転校によって受ける負担や、高等学校入学試験で受ける学校間による不平等というマイナス面が出てくるおそれもございます。 以上のような点から、市教委といたしましてはこういう事態を避けるため、中学校長会と十分共同研究し、和歌山市中学校としての一定の基本線を探り、各教科時数をそろえる必要があると考えております。もちろん、一部の教科等で各校の選択の差が出てくることは許容する場合もございます。 第2点の、教員の資質向上についての問題でございますが、本市におきましても研修の重要さを考えまして、各種の研修を市の主催で実施してございます。また、他で行われる研修会にも教員の参加を奨励いたしまして、その資質の向上に努めておるところでございます。 市で行っている研修のことでございますが、若い教員を対象とするものには初任者研修、青年研修、6年目研修等があります。中堅教員には教育研究所員研修を、主任クラスには新任教務主任研修のほか、同和主任研修や、生徒指導主任研修なども行っております。管理職に対しましては、校長研修、教頭研修に力を注いでおるところでございます。また、教科等研修会のように市内一斉に行う研修もあれば、県外優良校実態調査研修のように、毎年交代で参加させ、実施している研修もございます。 以上のように研修を実施することによりまして、全教員の資質の向上を図っておるところでございます。 3番目の生活科に関する問題でございますが、人間の成長にとって幼児期の遊びの果たす役割は、ほかのものに変えられないものがございます。近所の子供たちとの遊びや野山の自然に触れて、幼児は自分と人との関係や、生活の基本にかかわる技能や態度を知らないうちに学びとり、生涯にわたって影響を持ち続けます。ところが最近、友達と遊べない、人と話ができないなど、人として生きる根っこの部分で問題となるケースが顕著になってまいりました。本来、家庭の養育にゆだねるものでございますが、今回小学校1、2年で生活科を新設し、自分で安全な生活、身近な人々との接し方などを内容として指導しようというものでございます。 幼児期から児童期へのスムーズな発達を促すため、各学校において保護者や幼稚園と連携して、指導計画を立てられるよう、本市としましては広瀬小学校を特別指定いたしまして、生活科研究会の研究を参考にして、意欲的な取り組みをしておるところでございます。なお、時間配当は小学校1、2年ともに週3時間ずつを配当することとなっております。 次に、第4点の英語の時間数についての問題でございますが、新教育課程の編成につきましては、現在中学校長会に新教育課程委員会を設けて、平成2年度からの移行措置をどうするか取り組んでおるところでございます。現在3年生は、創意の時間を1時間当て、実質週4時間英語の授業を行っております。平成2年度は、2年生も創意の時間を英語に回し、実質週4時間とし、平成3年度は、1年生は新指導要領の枠内で英語を週4時間ということができるようになります。 なお第5点の高校定員の問題についてでございますが、本年6月6日付で来春の公立高校募集定員などを決める県立高校編成長期策定本部を近く設置し、県立高校の平均競争率を今春並みの全日制1.06倍にする云々との新聞報道がされておりますが、県教委はまだ会を開いておらず、何も決定されていない現状でございます。したがって、すべて昨年並みと仮定しますと、本市では約200人の定員減が予想されます。学級数にして4学級から5学級の減となります。しかし、他の市から受験しにくる子供たちの人数を咋年並みとしたりしていますので、あくまでも大ざっぱな推定になっております。 県立高校の定員は県教委の判断によりますので、市教委としては中学校校長会の意見や、保護者の考え方などを参考にして対応してまいりたいと考えております。 市立和歌山商業高等学校の定員の見通しはどうかという点についてでございますが、現在の学級数は27学級でございます。この春入学した子供たちにつきましては、2学級減を最初検討しておりましたが、諸般の事情を勘案いたしまして、1学級減にとどめることにいたしました。本年はホームルーム教室に特別教室を転用しているような状況でございます。平成2年度の定員につきましては県との絡みもございますので、今後十分検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 新田和弘君。 〔35番新田和弘君登壇〕(拍手) ◆35番(新田和弘君) 市長初め担当の部長の方々から御答弁をいただきましたので、再質問を行わせていただきます。 まず最初に財政の問題でございますが、御案内のとおり、先ほども申し上げましたが、本市の本年度の累積赤字が26億4,000万を超える赤字となり、競馬特会の赤字を含めますと64億との多額に上るということで、本当に財政をいかに健全化するかということが、本市の大きな課題であると思うわけでございます。この問題とちょうど裏腹な感じになるのが、本市の税収の伸びが非常に低いと。もちろん県税の例を先ほど挙げたわけでございますが、県の法人事業税が3年続きで全国最下位を記録しておる。これは県のことだとは言いながらも、県の法人税の大きな部分を占めておるのが和歌山市でございますので、和歌山市の景気の停滞、内需拡大による好景気と言われながらも、なかなかその影響が本県、本市には出ておらないというのが非常に問題であるわけです。 そういった面で、全国平均並みの10.5%なり6%の伸びを本県が示せば、また本市が示せば、こういった財政の問題も大変ゆとりが出てくるんではないかと、そういう観点から申し上げさせていただいたところでございます。そこで、鉄鋼法人の法人市民税が3年連続ゼロを計上しておるわけでございますが、平成元年度はどの程度見込まれておるのか。 また先ほど、人勧の必要財源としても約10億程度が必要ではないかという財政部長の御答弁がございましたが、そうなってきますと、やはり去年は人勧の対応としましては、人件費の当初予算計上分のやり繰りの中で何とかしのいだというのが現状ではなかったかと、このように記憶しておるわけでございますが、今年市税の順調な伸びを示さなければ、この人勧財源の確保というのにも事を欠いてくるということが危惧されるわけでございますので、そういった点、どのようにお考えになっておるのかということをお伺いしたいと思います。 平成元年度の単年度収支の黒字については、何とか黒字に持っていくように努力したいと、今の段階では確たることは申し上げられないということでございますが、確かに国税も決まっておりませんし、そういうふうな状況の中で、すべてを述べなさいというのはちょっと厳しいかとも存じますので。しかし、競馬場の売却の問題も10月以降にずれ込んでくるということになれば、64億の赤字を抱えながら、さらに単年度の収支見通しが厳しい状況を迎えるということになれば、本当に本市としても、いわゆるいろんな事業でしわ寄せ、しわ寄せという予算計上になれば、結局は市民がいろいろな面で辛抱しなきゃならんというような事態を招くことは必至でございますので、市長の単年度黒字に対する御見解を承りたいと思います。 次に、全庁体制による税の特別徴収の件でございますが、本当に大変な中、250人近くの幹部職員の方が、連日にわたりまして徴収に当たっていただいたということにつきましては、大変御苦労であったと思う次第でございます。しかし先ほどの答弁にもございましたが、63年度のいわゆる滞納額が市税で18億4,000万、国保で約6億と、こういうふうな額がありながら、その徴収の対象になったのがわずかに市税、国保を合わせて3億ということは、本当に4分の1ぐらいしかターゲットになっておらないということは、どういった意味で交通整理をされたのかと思うわけでございますが、いわゆる先ほどの御答弁では、63年度のみ滞納した方を対象に徴収をしたと。それまできっちり払ってきておるんだけれども、63年度だけたまたま滞納してしまった人が徴収に来られると。 62年も61年も、いわゆる過年度滞納者で63年度滞納しておる方は対象外になったという点につきましては、今回初めてだから、ひとつそういうことで御理解ということでございましょうけれども、しかしこの点については、次回の徴収についてはぜひとも改善をしていただきたい。そして、残った分についてはどのように対処されるのか。もちろん特別徴収班とか、大口滞納班とかもつくられておると思うんですが、このいわゆる対象外になった方に対する徴収については、今年度どう対処されようと考えておられるのか、協議会の会長である助役さんにお伺いをいたしたいと思います。 それからこの特別徴収体制を、平成2年度以後も継続的に続けられるのか、再度お尋ねをいたしたいと思います。 次に、競馬場の売却の件でございますが、先ほども申しましたとおり、10月以降にずれ込んでくるということで、相手のある話でございますので、直ちにどうしなさいということは申し上げませんけれども、大変大きな赤字を抱えておる中で、やはりこの問題が午前中の答弁でも、これを売却すればほぼ累積赤字が解消できるという市長の答弁もあったわけでございますので、そういった意味からは県と十分協議をして、協議をできる体制を、やはり早く市の努力によってつくり上げる必要が迫られておると。 だからこれを一借で、64億程度をどうしても一借しておるわけじゃないかと思うんですが、金利だけでも大変なものでございますので、本当に大変な問題を急がせるようでございますけれども、ひとつ関係部の皆さんに特段の御努力を要望いたす次第でございます。 次に、和歌山バイパス並びに都市計画道路の件について再質問をさせていただきます。和歌山バイパスの件については、紀州大橋は平成元年度に完成をすると。そして全線供用は平成4年度、いわゆる平成5年3月末で全線供用開始ができるという御答弁でございます。そういうことになってきますと、この受けともなるべき都市計画道路の市駅小倉線の完成というのが大変急がれるわけです。 せっかく和歌山バイパスが完成しましても、その流れが現在の田中口へ交通が集中するということになれば、大変な交通混雑も予測されるわけでございますので、一日も早い市駅小倉線の完成というのが必要になるかと思われるわけでございます。とりわけ、吉田交差点からのいわゆる阪和第1踏切の西側につきましては、昨年の3月議会での進捗状況の御答弁と本日の御答弁では全く進捗しておらない。大変この点については、残念に思う次第でございます。 そこで、立体交差部分に限りまして、これは100周年記念事業の一環としてもぜひやってほしいことでございますが、この工事はいつから着工できるのか、その点についてひとつ、ぜひ明確な御答弁を承りたいと思います。 それから東部の町づくりの調査については、60年から毎年この調査が行われまして、C調査の段階まで入っておるということでございますが、一応区画整理事業が御案内のとおり、平成2年度で第1地区、第2地区が一応完了するという計画になっておるわけでございます。そういう観点から、新たに東部地区の区画整理方式を導入されるのか、市駅小倉線の街路を優先されるのか、これは市長の決断によるところと思いますが、一応平成2年度でこの問題をひとつ大きく決着をつけまして、さらに新しいところへぜひとも一つの方向性を出していただきたいと、こういうふうに思うわけでございますが、市長はどのようにお考えになっておるのか。 それからもう1点、この街路に関しまして、市駅小倉線と現在工事が進められております有本田尻線の接続の問題でございますが、この接続の問題についてはどのようになるのか、都市計画部長にお尋ねをいたしたいと思います。 次に教育問題で、和歌山大学の総合大学化促進期成同盟会につきましては、先ほども御答弁ございましたとおり、市長が副会長、また先輩議員が委員としても御活躍になっておるわけでございますが、ぜひとも和歌山市にとりましては、また和歌山県にとりましても、理工系学部の増設というのは長年の念願でございまして、こういった期成同盟会の皆さんも、既に10数年来この問題と取り組んできていただいておるということを伺っておるわけでございますが、平成4年度をめどに学部増設へ努力をしていくために、ぜひともやはり当該の和歌山大学と、県、本市がやはりこの問題について本当に語り合う場を、ただ単に企画部と県の企画部がいつも話し合う機会を持っておりますのでということではなくして、一歩前進しまして、学部増設についての定期協議というのを県なり、大学なりの御理解をいただいてぜひともつくっていただいて、そうしてこれが平成4年度に実現するように、また格段の努力をしていただきたいと思いますし、国の文部省の方に対しても、これのしかるべき予算の計上のための努力を、和歌山市並びに県としてはどういうふうに進められようとしているのか、この点について再質問をさせていただきたいと思います。 さらに学習指導要領の問題でございますが、先ほど教育長は、各学校のいわゆる現場としての裁量権については教育委員会としても一定の方向性を出すことによって、学校間の格差とか、高校進学に対する格差の出ないように配慮していきたいと、これは当然ではないかと、このように思うわけでございますが、ひとつそういった点、父兄から見まして、あの中学校の方がよいとか悪いとかいうようなことのないように、ひとつ十分御検討をお願いいたしたいと思います。要望いたしておきます。 それから、小学校の生活科の問題につきましては、週3時間を実施していくと、こういうことでございました。特に広瀬小学校が、研究校として現在勉強中であると。私も少し調べたところによりますと、現在東京の例でございますが、成城学園というところで、遊び科というのを小学校に設けまして、特にゆとりの時間等を活用されておるんではないかと思いますが、授業時数1週間に4時間を当てまして、遊び科というのをやっておられる。こういったことが一つの、生活科と連動するかどうかという点につきましては、議論のあるところかもわかりませんけれども、そういった面でこの試行はですね、生活科の試行としては何年度ぐらいから試行としてやっていこうとされるのか、その点についてお伺いしたいと思います。 それから中学校の英語でございますが、これは平成2年度に2年生を4時間に、平成3年度に1年生を4時間にしまして、平成3年度では全学年が4時間になると、こういう御答弁でございましたが、私の希望としましては、平成2年度にもう全学年が4時間ということを期待するわけでございますが、やはり教科の先生方の関係もあろうかと思うんですが。しかし、これから中学校の生徒数が減少することによる学級減の問題もあろうかと思いますので、少しまあ先生方の余裕も出てくるかもわかりませんので、できるだけ早く、できるところは早められるように、これも要望いたしておきます。 それから高校の入試の問題ですが、教育長の御答弁では、昨年並みと仮定すればざっと200人の定数減があるかもしれないと、学級数にしますと、4ないし5学級という御答弁でございました。昨年は生徒数が141名減少することによって、2学級が減になったわけです。予定では3学級の減であったわけですが、市和商が皆さんのお計らいで1学級減にとどめていただいたので、2学級減にとどまったというのが実情でございますが、そういった意味からすると、295名の減で5学級減ぐらいになるかわがらんということであれば、ひとつ市和商の定員のあり方についても、もちろん教室の面もあろうかと思うんですが、ひとつ十分父兄の要望等を反映していただけるような募集定員であっていただきたいということを、強く要望いたしておきます。 最後にパートタイム労働に関連いたしまして、先ほども申し上げましたとおり労働省はパートタイム労働者に対する労働条件の改善ということを、やはり大きく取り上げられまして、パートタイム労働指針という中で、パートタイムの労働者にも賞与を与える道を開くとか、また雇用保険の加入の道に引き続いて退職金の道を開くとか、いろんなことが模索され、さらには将来的な課題としては健康保険なんかも、パート労働者であっても開いていくという、一つの時代の方向性というものが、私は出てきておるんではないかと。 こういった中で、これは当該するところは職業安定所とか、社会保険事務所とかいう機関ではございますが、やはり市が各事業者に対してそういうものを導入するように強く働きかけていってあげていただきたいと、こう思うわけでございます。そこで、よそのことを言っても何でございますので、和歌山市におきましても、いわゆるアルバイトと言われるパート労働者がいらっしゃいます。また、市の外郭団体等にもパートの労働者がいらっしゃるわけでございますが、10月1日からの雇用保険法の改正に伴う雇用保険の加入について、本市としてはどのように対処されるのか、お伺いをいたしまして、第2問を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(武田典也君) 旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 35番新田議員の再質問にお答え申し上げます。 最初の平成元年度の単年度黒字についての見解でございますが、今後の税収の見込み等も勘案し、今後の補正等も配慮する中で、必ず単年度黒字にしたいというふうな決意で取り組んでまいりたいと思います。 次に東部町づくりの問題で、区画整理事業でいくか、あるいは市駅小倉線の街路事業に臨むかという問題でございますが、最終的にはC調査の完了を待って、議会の皆さんとも御相談の上で判断をしていきたいと思いますけれども、非常に私も悩んでおります問題は、議員からも御指摘ございました市駅小倉線を一日も早くインターのあたりまでは抜かなきゃならないという、そういう緊急性があるわけですね。そういう中で、区画整理事業で取り組んでまいりますと、過去の本市の区画整理事業の進捗から考えますと、約20年近くかかることを考えますと、果たしてどちらがいいのかという点について大変悩んでいるところでございます。一日も早くC調査を完了する中で、結論をくだしていきたいと思います。 次に和歌山大学の新学部の増設の問題で、今後とも和大、県、市とともに定期協議を進めていく考えはないかということでございますが、先ほどもお答え申し上げましたとおり、議員の御意見はごもっともでございます。今後ともなお一層連絡を密にして、定期協議を進めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(武田典也君) 得津助役。 〔助役得津 勇君登壇〕 ◎助役(得津勇君) 35番新田議員の再質問にお答えをいたします。 市税の滞納額の対処についてでございますが、市税につきましては従来から行っております文書による催告を徹底し、新規滞納者に対しましては早期折衝を行い、また悪質な累積滞納者に対しましては、差し押さえ等の滞納処分を行うなど、厳しい姿勢で臨んでまいりたいと考えております。したがいまして、市税等徴収対策協議会におきましては、この累積しております過年度の滞納分の徴収に当たりましても徴収対象に含め、より効果的な対策を立て、来年度以降におきましても引き続き、特別徴収体制を組みまして、市税の徹収に取り組んでまいりたいと、このように考えてございます。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 礒崎財政部長。 〔財政部長礒崎陽輔君登壇〕 ◎財政部長礒崎陽輔君) 35番新田議員の再質問にお答えいたします。 まず最初に、鉄鋼にかかわります法人市民税の見込みについてでございますが、これもある程度特定企業に関することでもございますし、実際に決算、申告という手続を経ませんとなかなか具体的な見通しがわからないわけでございますが、御承知のとおり、鉄鋼業におきましてはかなりの好況を伝えられまして、伸びが見込めるものと思いますので、かなり明るい見通しがあるというふうに考えてございます。しかしながら念のために申し上げたいのでございますが、鉄鋼の法人市民税につきましても、当初予算である程度の伸びを既に折り込み済みでございますので、今後の伸びがどれだけ出るかということが今後の問題となってくるということでございますので、御理解を賜りたいと存じます。 次に給与改定の関係でございます。御指摘のとおり、昭和63年度に行いました給与改定につきましては、新規職員の採用の大幅な抑制によりまして、ほとんど財源を用いずに給与改定はできたわけでございますが、本年度におきましてはそういうことも、既に職員数の削減も折り込み済みの当初予算も組んでおるわけでございます。したがいまして、平年度におきますれば人事院勧告に伴います給与改定につきましては、償却資産の配分、あるいは法人税の伸びということに期待して行わなければなりませんが、人事院勧告の方も好況に支えられてある程度の率になるものと考えております。したがいまして、この財源については今後十分検討していかなければならないものだというふうに考えてございます。また、給与改定について検討する時期に当たりましては、財政状況を十分勘案しながら、関係部局と十分協議して適切に対応してまいりたいと、そのように考えてございます。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 中元都市計画部長。 〔都市計画部長中元成和君登壇〕 ◎都市計画部長(中元成和君) 35番新田議員の再質問にお答え申し上げます。 市駅小倉線の単独立体交差事業の工事着手はいつかとの御質問でございますが、先ほどもお答え申し上げましたように、本年度におきましてJRとの工事協定を結ぶ予定でございますので、立体交差工事は平成2年度から区画整理地内より工事着手いたしたいと考えてございます。 次に、市駅小倉線に接続いたします東和歌山第1並びに第2土地区画整理事業地内の有本田尻線の進捗状況でございますが、和歌山港鳴神山口線より以北、市駅小倉線までの区間のうち、第1土地区画整理事業地内は完了いたしておりまして、第2土地区画整理地内につきましては、本年度未完成の予定でございます。 ○議長(武田典也君) 高垣総務部長。 〔総務部長高垣芳男君登壇〕 ◎総務部長(高垣芳男君) 35番新田議員の再質問にお答えいたします。 本市に勤務しております日々雇用職員の雇用保険の加入についての御質問でございますが、雇用保険に加入するためには、議員の御質問にございました年収、勤務年数、労働時間等の条件がございます。この制度の適用につきましては、勤務実態等を考慮いたしまして、今後十分検討してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) 石垣教育長。 〔教育長石垣勝二君登壇〕 ◎教育長(石垣勝二君) 35番新圧議員の再質問にお答えいたします。 生活科の試行についての問題でございますが、これにつきましては、本年度と2年度とは研究期間といたしたいと思います。そして3年度に試行年とし、そして4年度からの完全実施に円滑に入っていけるようにしたいと、このような計画をもって現在は進んでいるわけでございます。その他御要望の点につきましては、その趣旨に沿えるように検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(武田典也君) これにて一般質問を終結いたします。    -------------- △日程第3 議案第1号から議案第15号まで ○議長(武田典也君) 次に日程第3、議案第1号から議案第15号までの15件を一括議題といたします。 ただいま議題となりました15件につきましては既に説明が終わっておりますので、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田典也君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議案第1号から議案第15号までの15件は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 今期定例会において本日までに受理した請願はお手元に配付の請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。 以上で本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 明7月13日から7月19日までの7日間は各常任委員会審査等のため休会とし、7月20日午前10時から会議を開くことにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田典也君) 異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 本日はこれにて散会いたします。    午後4時37分散会    -------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。  議長  武田典也  議員  和田秀教  議員  浜野喜幸  議員  大艸主馬...